工務店とは何か?

法律上の厳密な定義ではないが、主に戸建住宅等を請け負う建築専門の地場産業の建設業者のことを、伝統的に工務店と呼ぶ事が多い。工務店は、個人やメーカー等から戸建住宅を請け負い、専門工事業者(いわば鳶、大工、左官、板金、電気、水道等の建築系の職人)の手配、管理その他工事全体を監督する役割を担う。
出典:フリー百科事典

簡単に言うと、地域に密着した建設会社のことを工務店と言います。

工務店を選ぶメリット

1.地域密着型ならではの安心感
地域に根差している工務店は、お客様との繋がりを大切にしています。そのため、地元ならではの親近感や安心感があり些細なことも相談しやすでしょう。

2.大手メーカーよりコストを抑えられることが多い
大手ハウスメーカーは、住宅展示場や宣伝費などの間接的な費用も建築費に転嫁されるため、価格が割り高になります。
工務店は住宅以外にかかってくる費用が少ない分、建物本体にお金をかけられる為、コストパフォーマンスが良いといえるでしょう。
また、大手ハウスメーカーよりも少ない人員で営業、施工しているところが多く、余分な人件費や間接費がかかっていないため、比較的コストを抑えて家を建てることが可能です。
しかし、このことから、施工期間は大手メーカーよりも長くかかってしまうことが多いです。

3.自由度が高い
大手メーカーなどでは、制約があったり、パッケージデザインが販売されていることが多いですが、工務店では、デザインや間取りを自由に設計できることが多いです。
お客様の要望や予算をもとに、外観や内装など、お客様の好みやライフスタイルに合った家づくりがゼロから進めていけるでしょう。

4.地域の特徴を理解している
工務店は地域密着が多いため、雨や雪などの気候が建物に与える影響を知り尽くしています。
そのため、その地域の風土に最適な住宅を建てることが可能です。

工務店を選ぶときの注意点

1.企業として安定していか
年間施工数や経営状況を把握しおきましょう。
大手メーカーにも倒産のリスクはもちろんありますが、規模が小さい工務店の方が倒産のリスクが高いといえるでしょう。
リスク対策として、住宅完成保証制度に加入している工務店を選ぶことをおすすめします。

2.施工実績
工務店によって、得意分野が異なります。
デザイン性を重視、最新設備でスタイリッシュな家を提案、素材にこだわった家づくりなど、自社の得意分野や理念がはっきりいている工務店を選びましょう。自分たちの理想に近い家づくりをしている工務店を選ぶことにより、計画段階からの認識のズレがなく、打ち合わせがスムーズに進むでしょう。
ホームページなどで施工事例をチェックすることも大切です。

3.社長や営業、打ち合わせ担当との相性
どれだけ実績が豊富な工務店でも、人間性に不安を抱いてしまうと、全てが台無しになってしまします。
工務店へ実際に足を運び、雰囲気や立ち居振る舞い、会話の内容に注意を払いましょう。

工務店に向いている人

・コストを抑えたい
・地域密着でアットホームな雰囲気がいい
・こだわりが強い
・工期に余裕がある

こういった人が、工務店に向いていると言えるでしょう。

まとめ

今回は、工務店のメリット、工務店を選ぶ時の注意点をご紹介しました。
工務店は大手ハウスメーカーに比べて、特徴や施工実績がみえにくくなります。
工務店を選ばれる方は、建てた後に後悔をしないためにも、積極的に完成見学会に足を運んだり、打ち合わせ時に自分たちの理想、イメージなどのすり合わせしっかり行いましょう。